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執筆者の写真TO+NY Magazine

真夜中の爆破音


4月、5月は、夜の7時になると決まって医療関係者や労働者への敬意を評して一斉に5分ほどエールを送ろうという動きがあり、決まって物を叩いたり楽器を鳴らしたりする音が鳴っていた。


しかしここ最近に入って、6月に入り、黒人差別デモが行われたあたりから毎晩のように夜の9時以降からひどい時は真夜中の2時過ぎまでの6時間、爆発音が鳴り響くのだ。


ブルックリンの私の家から遠く聞こえるこの爆発音は花火の鳴る音(だと信じたいw)

サウスブロンクスの友達の家からも聞こえてるということはおそらくニューヨーク中の至る所でフラストレーションが溜まっている人々が花火を打ち上げているのだろう。


ニューヨークの法律では多分花火は禁止されているはず。

日本では夏になると、コンビニやメジャーストアには花火が売られているが、ニューヨークでは全く売っていないのだ。


ではどこで花火を入手するのだろうと、口コミで聞いたら、

「ドラッグと一緒だよ。」

とあっさり言われて笑ってしまった。


花火🧨=ドラッグが同じ扱いとは。。


まあ法律で禁止されているアイテムとしては同じだが、日本人からしたらコンビニでも売ってる子供に馴染み深い花火がニューヨークでは違法という感覚が。


まあそれもそのはず。

まず火災の原因になりかねない。

そして音が銃声と似ているからだ。


2008年の独立記念日だったかな。ティアナテイラーの主催するバーベキューパーティーがハーレムで行われて300人ぐらいの人がハーレムの公園に集まったの。


ちょうど偶然にダンサーのダンテに久しぶりに会って、当時日本ではメジャーになり始めていたLINEのダンスの仕事をしてるって言ってたのでよく覚えているんだけど、


そんな話をしながらみんな楽しく野外で楽しんでいたわけ。


その時一緒に行ったゲイの男の子が手に麻を持っていて巻こうとした瞬間に、爆音が鳴り響いたの。


途端に300人の人が爆走で走り出して逃げ出したもんだから、一斉にみんなが散らばって逃げて、友達は手の麻を巻き散らかし、一目散で逃げたわけ。


あたりは見渡す限り誰もいなくなり、避難した私たちは、その銃声だと思っていた爆音が実は独立記念日の爆音だということに気がつくわけ。みんな、恐々と爆笑。


そう。ニューヨークの人は花火🎇の爆発音を銃声だと勘違いする習性があるんです。w笑い事ではないんですが、日本では多分爆発音💥がしたら、どこかで花火かな?っていう感覚の違い。


でもやっぱり慣れている私でも真夜中の発砲音流石にどっちか判断つかずで、不安であります。


しかも寝れない。せめて真夜中で打ち切りのして欲しいものです。

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