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Black Lives Matter



トニーマガジン編集長 mari j Brooklyn

5月25日にミネアポリスで起こった白人警察による黒人殺害事件。

全米で6月30、31日連日に渡り、デモがニューヨークでも各場所で行われた。

デモに参加する人達はもちろんこの黒人差別の白人警察のことに怒りを感じ、参加しているわけだが、多分その中にはもちろん野次馬やSNS、単にパレード気分で参加している人も少なくない筈。

トニーマガジンのフォトグラファーでもあるカイルも、昼のから夜中まで行われたデモに連日参加し、その様子を撮影。

しかし、道に設置されてある公共のゴミ箱の火をつけたという嘘の罪を警察に濡れ衣を着せられチケットを切られるという惨事が起こったがこれはまだマシな方だ。

もちろん私は黒人の味方だが、正直言って暴力を使って訴えるやり方は古いと思う。

ニュースでは故ジョージフロイド氏の弟が

『暴力ではなく、平和に』発言。

私もそれに同感だ。

もちろんコロナでみんなフラストレーションが溜まっているのは私も同じ気持ちだけれど、

ただ、やっと6月にはニューヨークも景気が回復すると信じてここまで我慢してきたのに。

これでは、何の解決にもならないし、負の連鎖を起こすだけだ。

10年以上前の話だが、ブロンクスに行った時、当時ベビーカーで地下鉄に乗る際に、お金をもちろん払った上で非常出口からベビーカーを入れて入った時黒人警察に呼び止められ、非常口から入るなと忠告をされ、警察の権力を使って脅された。それは黒人警察がアジア人に対する権力による差別。

今回デモでは、黒人差別が大きく取り上げられているが、実は私はニューヨークで黒人に差別や暴力を受けたアジア人の一人だから、

この警察がたまたま白人で殺されたのが黒人だったというケースで、私にとっては今回の事件は、白人、黒人だからとかそんなことを超えた、警察の権力を使ったパワハラ行為だと思っている。

そして、その謝った行動を見て見ぬ振りをしていた他の警察官の行動が人間として問題なのではないか。

そう。一線を超えた行動をとってしまう人間が一番怖いと思うのだ。

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